前回、順調だった公文をやめてRISUを始めるまで。教材選択編。でRISUを始めてみる事にしました。あれから3週間ほど経ちました。心配していたのは
年少の子にRISUは出来るのか?
です。RISUの幼児向け教材であるRISUきっずは年中後半から年長を対象としています。1年早いことになりますが、数が読めるようになってきた頃が開始時期の目安と公式HPにもあるので多分大丈夫ではないかと思って始めました。
結論から言えば親が隣にいれば大丈夫でした。
最初はなかなかうまくいきませんが、すぐに子供が慣れます。親は隣でどう考えればいいのか指導?誘導?する役に徹すればいいと感じました。
とはいえ様々な悩みが発生しました。それをどう乗り越えてきたかを紹介したいと思います。
前提1.問題の目的と解き方を教える
「全部で何個あるか数えてみて」「この数字と同じ数のりんごはどれ?」など最初は問題を親が教えてあげるのがいいと思いました。教えてあげると嬉々として解き始めました。そのうち勝手に解きだすので、それから前提3の問題文を読ませるに進みました。
前提2.わからない問題は間違えさせる
最初はわからない問題も答えまで導いてから回答させていました。毎回「全問正解!」と表示されるので子供が喜びやり気が出ると思ったからです。しかしRISUは成績サポートチームという方々が回答状況を見てくださっており、間違いが多い問題にはフォローアップ動画を送ってくれます。親がどう教えようか悩んでいる時に送られてくるこの動画はとても役に立つので、わからない問題はしっかり?間違えさせることが重要と思いました。実際正解率100%が続くと送られてくる動画が少なくて動画目的で勉強している子供のやる気が下がりました。
前提3.問題文はちゃんと聞かせる(読ませる)
問題文はひらがなで書かれています。さらに音声読み上げ機能もあるので4歳なら理解できると思います。Stageが進むと文章題が増え、問題文を読まずに解いて不正解!という事も多々あったので最初から問題文を読む癖をつけた方がいいと思いました。一度癖をつけた後は子供が勝手に再生ボタンを押してくれるのでケアレスミスが減りました。
Stage 1対策 15までの数字が数えられれば大丈夫
Stage1は1~15の数を数える問題です。〇〇〇とか△ △ △ △ がいくつか数えてみよう!とか3と同じ数の絵を探そう!という感じです。各Stageに75問ありますが、後半にやや面倒な問題がある位で特に悩む事なく1日で終了しました。
Stage2対策 30までの数字が数えられれば大丈夫
Stage2は30までの数を数える問題です。下記の感じです。
1)〇にあうすうじをいれよう
11 〇 13 〇 15
2)かずをかぞえましょう
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇
ここで初めて教え方に悩みました。2)の左側が20個だと数える事は簡単でした。では右側は一個増えただけだから21個だという事をどう教えても理解してもらえないのです。結局このStageは数えるのが目的なので、素直に数えようという事で落ち着きます。足し算にはまだ基礎が足りないようです。数えるのに若干時間がかかり、2日で終了しました。
Stage3対策 根気が大事!疲れている時はやめた方がいい
Stage3は50まで数を数える問題です。やる事はStage2とわかりません。しかしボリュームが桁違いです!例えば
1)かずをかぞえましょう
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
2)かずをかぞえましょう
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇 〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇 〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇 〇〇〇
〇〇
などが永遠と続きます。疲れた時にやらせると間違いなく嫌気がさして席を立ちます。元気な時にやらせました。さらに
3)〇にあうかずをいれよう
〇 40 〇
この3)に大苦戦。40の次は41というのはわかるのに40の一つ前は?と聞くと「41」。それではと下記の数字の羅列を用意して
31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42
40の次は何? 「41」 じゃあ一つ前はいくつ? 「41!」
といった具合に一つ前という概念はなかなか理解してもらえません。どうやら音で数字を覚えているだけで、実際に数字の順番を覚えているわけではないとわかってきました。公文のひたすら数字を書かせる練習はこの数字の並びを理解させるために必要だったのではないか、そしてそれが苦手だから嫌がってたのかと公文の評価が上がった瞬間でした。
このStageで5日かかりました。現時点でStageクリアに要した日数の最高記録です。
Stage4対策 初めての足し算、意外と簡単な問題
とうとう足し算が始まりました。Stage3がとても時間かかったので身構えていたのですが、結果はわずか1日で終了しました。さすが幼児向けだけあって、とても簡単な問題から始まります。
1)かずをかぞえましょう
〇 〇〇 → 〇〇〇
□こ □こ ぜんぶで□こ
2)ふたりでりんごをとりました。ぜんぶでいくつとれたでしょう
〇〇〇 〇
3つと 1つとれました 3+1=□つ
といった感じです。数えれば答えられるし解答が10以下なのでStage3の後だとすごく簡単に思えました。最後の方になると
3)たしざんをしましょう
3+1=□
4+2=□
6+3=□
といったまさに足し算の問題が出てきます。長男が小学校でやってるのとまったく一緒です。ここでいくつか考え方を教えました。
A.指で数える
B.〇を書いて数える
C.3の一つ次の数は?4の二つ次の数は?と聞く
結果はAが一番理解しやすいようでした。Bは手間がかかり解くのが遅い、Cは次の数はわかるけど、二つ先の数がわからない。公文ではCと言われていたのですが、RISUの動画ではAかBを勧めています。やはり物によって合う合わないはあるのですね。